ミツバチの知恵―プロポリス

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プロポリス、聞いたことあります。ローヤルゼリーに関係のある何かだということは、わかりますが、ちゃんと説明できる人は少ないです。プロポリスは、ミツバチが、あちこち飛び回って集めてきた、花の花粉や樹木の皮に唾液を混ぜてつくった殺菌剤・補強財です。だから、食べるものとしては、ほとんど使われなくて、巣の内側に塗ったりする補強剤として、使われています。ミツバチは、出入り口から、部屋に通じる長いトンネルのような狭い通路を作っています。その狭い通路の内側にプロポリスを塗り、外から帰ってきたら、その狭い通路を通って部屋の中へ入ります。そうすることで、通路に接触して自分の体にプロポリスを塗った状態で、部屋に入ります、常に巣の中は、無菌状態が保たれています。また、外敵の侵入を防いだり、巣の中を一定の温度に保つという目的もありますが、一番の目的は、巣の中を無菌状態に保つことです。それでも外敵が侵入してきた場合は、蜜毒で外敵を殺し、巣の外に運びますが、運べず巣の中に残ることがあります。ミツバチは、死骸にプロポリスを覆いかぶせます。 死骸は、腐敗せずミイラ化し、無菌状態で巣の中にたもたれます。 ミツバチが作り出すプロポリスが人の病気にも効果的なのを、ご存知でしょうか? 皮膚疾患は、やけど、水虫、アトピーなど。内科は、胃炎、胃潰瘍、腸炎、腎炎、気管支炎、肝炎など。 貧血や動脈硬化にも効きます。目の炎症や口の中の疾患にも効果的です。二日酔いや育毛にも効果的です。プロポリスが、このように、病気の症状に効くことが口コミで広まり、病気の治療薬として、利用してる人は多いです。 ミツバチが作り出したものは多く、その中でも人が良く利用しているのは、ハチミツ、ローヤルゼリー、蜜ロウなどです。蜜ロウとプロポリスが良く混同されますが、二つは全く別のものです。蜜ロウというのは、ミツバチの下腹部から分泌された美貌分が固まったものです。ロウソクやくち紅の材料として使われています。